干し芋の表面にある白い粉のようなもの。
カビではないので気にせず食べてもOKですが「これって何?」と気になることはありませんか?
ここでは、干し芋の白い粉の正体を解説していきます。
干し芋の表面につく白い粉は「糖分」
干し芋の白い粉の正体はさつまいもの「糖分」です。
さつまいもを乾燥させて作る干し芋。
この乾燥させる過程で、さつまいもに含まれるデンプンが白く糖化して表面に出てきます。
これが白い粉の正体。
糖度が高い証拠なので白い粉のある干し芋は、甘さをしっかり感じられます。
干し芋は白い粉がある方がおいしいの?
「白い粉が糖分なら、白くなっている干し芋の方が甘くておいしいってこと?」という疑問が浮かんでくるかもしれませんが、白くないからと言って甘くない、おいしくないということは全くありません!
左上の画像のようにしっとりした食感の干し芋はツヤがあり白い粉がついていないものも多いです。
歯切れのよい柔らかさで甘味も十分感じられ、スイーツのような感覚で食べられるものもあります。
むしろ、白い部分のある干し芋の方が食感としては少し硬めが多いかなというイメージが……
あくまで個人的な意見ですが……
芋本来の甘味を感じられる昔ながらの素朴な干し芋が好きという方は、白い部分がある干し芋。
しっとり食感が好き!スイーツ感覚で食べたいという方は、白い部分がない干し芋がお好みに近いのではないかなと思います。
干し芋の白い粉 カビとの違いはすぐわかる?
糖分だとはわかっても、カビに似ているような気も……
干し芋によっては「これって本当に糖分?カビではない?」と心配になってしまうことがありますよね。
糖分と白カビの違いは?見た目で判断できる?
青や茶色、ピンク、黒などのカビが干し芋には出るようですが、白っぽいカビも出ることがあります。
「糖分との違いは見た目で判断できる?」と不安に思う方もいるかと思いますが、表面が少し盛り上がっていたり、胞子状になっている場合は白カビの可能性が高いので、食べないよう注意しましょう。
ちなみに下の画像の干し芋の白い部分は、カビではなく糖分。
干し芋自体にはツヤがあり、白い部分も盛り上がることなく平坦です。
干し芋はカビが生えやすい?
干し芋は保存食として生まれたものなので、長期保存しやすくカビが生えにくい食品ではありますが、最近の干し芋は食感を重視してしっとり仕上げたものが増えています。
しっとり柔らかい干し芋は水分が多い状態です。
20~30℃くらいで水分と栄養がある環境がカビの発生しやすい条件。
糖分と水分を含む干し芋はカビが生えやすいと言えます。
平干しよりもしっとり仕上がっている角切りや丸干しはカビが生えやすいということに!
開封後は冷蔵庫に入れてなるべく早く食べきりましょう。
食べるのが危険なサインをチェック
カビているものは食べないよう注意したいところ。
色や形状の違いのほかにも、こんな場合は食べるのをストップして下さい!
- 酸っぱいにおいやカビ臭いなど臭いが変
- 表面がヌルっとしている
- ネバつきがある
賞味期限内でも開封後の保管の仕方によっては、カビが生える可能性があります。
様子がおかしいなと感じたら、食べるのをやめましょう。
まとめ
干し芋の白い粉の正体についてご説明しました。
甘みが詰まった証拠なので、もちろん食べてOK!
食べ応えのある干し芋らしい干し芋がお好みなら、この白い粉がついているものを選ぶのがおすすめ。
糖分なんだと思いながら食べれば、より甘さを感じられるかもしれません!